ただただダラダラ佇むダダイズム

知らざあ言って聞かせやしょう。

さらば青春の光。俺の高校時代を語ろうか。

School's Out....

 

今日は久しぶりに学生時代の話しを書いていこう。以前書こうと思っていた高校時代の話し。 

俺が行った高校は地元の男子校だった。どこを見ても男男男。そりゃ当たり前だ。

一応推薦枠でなんとか入試に合格出来た。それもなければ絶対に高校には入れなかっただろうなあ。

まあ学力優秀だったからっということはない。

まともに勉強すらしてなかった。

教科書は閉じられノートにひたすら落書きばかり。

俺の地元は元々荒れている地域なのでもちろん高校も荒れていた。構内には落書きがあり窓ガラスが割れている。本当絵に書いたような不良学校。中学からそこに入ったのは俺だけ。

俺はその中でも問題児クラスに入った。いわゆるガチの落ちこぼればかりが集うクラスだ。良く言えば個性派集団か。

ふつうであれば同じ学年は1フロアに全てのクラスが収まるようになっていると思う。しかし俺らのクラスは別のフロア。完全に隔離されていたなあ。

もちろんそんなだから先生もがっちりな強面だ。クリクリパンチで堅気には見えないようなのが担任。口癖は「しばくぞ」だ。

何か悪さをすれば本当に殴られた。文鎮で叩かれたこともあったなあ。怒り狂って椅子をなげる先生もいた。今では体罰とよばれることがまだ普通に行われいた。そして日常的に起こる喧嘩。バイオレンスがすぐ近くにある時代というか学校だったなあ。

一応規律は厳しく茶髪は禁止なので中学時代にブリーチしていた俺も髪を黒く染めた。従わなければその場でバリカンで坊主にされるっていうね。

ジョリジョリジョリジョリジョリジョリジョリジョリ

って何人かやられてるのを目撃したこともある。電動ではなく手動のバリカンだ。しかし出来上がりはけっこう悪くないものだ。先生たちも小慣れてきているのだろう。

まあ2.3年になるとだいぶ自由が効いてくるんだけど。一年生の締め付けはハンパなかった。

しかし髪を染めてもだんだんと色が落ちてきてしまうものだ。すると濃い紫のような色になってくる。

担任に注意されてまた染め直そうと思っていた所である出来事があった。

俺はなんでもいいから部活に入らなければいけなかった。それが推薦の条件。入部しなければ退学になっていただろう。

もちろん心臓病のことがあるからサッカーはできない。

「テニス部入るけど一緒にいかない?」

クラスで後ろの席のやつが誘ってきたので俺も入部することにした。病気で運動自体も禁止されていたのだがテニス部は練習はほとんどなくゆるい部活で有名だった。

そして仮入部の日にその出来事が起こったのだ。

仮入部に来た一年生が一列に並ばされて部活について軽い説明を受けた。

しかしその話しの途中である先輩が

「お前ちょっ前に出てこい」

と俺に向かって言うではないか。

なんだなんだと前にでると

「おらぁ!!」といっていきなり殴られたのだ。

え?何?俺が何をしたの?鳩が豆鉄砲食らったような顔をしていただろう俺。

でも正直言って先輩のパンチは全然痛くなかった。やり返そうと思えばやり返せそうな気もしたのだが耐えた。

その痛がらない俺のことをムカついたのかさらに殴りかかってきた。それを避けたものだから「おい、お前らもやれ!」と他の先輩たちに囲まれてボコボコにされた。

髪が濃い紫だったから目立っていたというのが理由だったらしらしい。

いわゆる制裁パフォーマンスだなあ。最初にこういう恐怖で後輩を支配していくのが伝統なのだろう。その見せしめとして俺が選ばれてしまったということだ。

ほとほと運の悪い俺ちゃんだこと。

その場はなんとか治まったのだがテニス部には入部しなかった。当たり前だな。

そしてほとんど活動のないカメラ部に入部して籍だけ置くことにした。最初からそうしておけばよかったなあ。

その後しばらくは普通の高校生活を送っていた。友達もできた。友達の紹介で近隣の女子高生と遊んだりナンパもしたなあ。

でも馬鹿学校で有名だったから高校名を出せばみな逃げていく。

俺たち「君たちどこの高校?」

女子たち「◯◯高校だけど、あなたたちは?」

俺たち「◯◯高校」

女子たち「……ごめん忙しいから」

俺たち「チーーーン…」

みたいな感じ。まあそれでも楽しく高校生活をエンジョイしていたよ。

しかしある出来事が起きて俺の高校生活は変わってしまったんだなあ。

高校は俺の地元にあった。当然高校の中にも大きな勢力グループがあり俺も数人と中が良かった。だがある時にその高校グループと俺が以前に所属していた地元の不良グループが揉めたのだ。揉めたたというよりも不良グループの方が一方的に俺の通う高校のグループをしめた感じだ。

不良グループは中学を卒業してから他校のや つらとつるみ暴走族をしていた。顔ぶれはまさに地域のオールスターのような感じだった。

ろくでなしBLUESでいえば前田、鬼塚、薬師寺、葛西が同じグループにいるようなものだ。しかも結束も硬かった。

寄せ集めの高校グループが勝てるわけがない。

数日後にとある友人を通じて高校グループに俺は呼び出された。

20人位はいただろうか。トイレの中で囲まれた。

結論をいうと仲を取り持ってほしいということなのだが俺は乗り気にはなれなかった。

俺は不良グループにいたといってもたかがしれている。

そもそも俺の力でどうにかできる連中ではない。またろくでなしBLUESに例えると小兵二軍団にも入れないような無名の脇役だ。

その後不良グループ内にいた小学校からの友人に一応話しを通してみたがやはり彼らは止まることはなかった。

結果的に不良グループの地元の取り締まりが更に厳しくなった。

それを理由に俺は高校グループに呼び出されてボコられた。

またも運の悪い俺ちゃん。

異常を知った不良グループが仕返しをするということが何回か続き落ち着いていった。

それからというもの俺は高校の中でほとんどの奴に無視されるようになったのだ。もう手は出されることはなかったが一線を張られた感じだ。

むしろ俺と仲良くしていた奴らが何か言われたりやられたりしていた。

それでも数人は気にせずに話してくれたが彼らに迷惑をかけたくないので俺自身が彼らと話すのを避けるようになったのだ。

こうして俺の高校生活は孤独になり一気に普通のものではなくなっていったのだなあ。

輝かしいエンジョイハイスクールライフも終わり。

さらば青春の光!!

ただ俺には中学の時に出来た親友がいた。俺らの友情は中学卒業後も続いていたのだ。

学校が終わると親友の彼と会い、二人で変わらずに音楽を聞いたりファッションや人生の話しを楽しんだ。

しかしそれも長くは続かなかった。

長くなってきたので続きはまた今度書くとしよう。

それにしてもここに書いた約一年間で俺は何回殴られたんだろうなあ。

まず今日はこれぎり!

 

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