ただただダラダラ佇むダダイズム

知らざあ言って聞かせやしょう。

それは本当の優しさ?マーケティングの視点から眺めてみようかなあ。

Snow

ちょっとばかし出張に出かけていたのでブログを留守にしていたよ。

俺は基本企業相手の仕事をしている。今回伺った先も一年前にWEBサイトの再建を頼まれた相手だ。その後の様子を見にいってきたのだけどもね。

手厚く歓迎してもらえて地元もうまい飯や酒を飲ませてもらった。かなり寒かったけど良い時間を過ごせたなあ。

俺はウエッブマーケッティングに従事しているといったが基本的にはリアル世界のマーケティングな要素も含まれる、というかリアルであってもWWWの世界であっても商売の相手は人だ。

だからこそウエッブマーケッティング専門のところが見落としがちな数字やテクニックよりも大切なことを俺は根底においている。

もちろん数字やテクニックも大切だ。しかしそれを扱う以前から取り組む姿勢を正すことも必要になる。これは今後詳しく書いていくと思うが。

今回訪れた街は基本的に観光客が少ない。昔は一時賑わいもみせていたらしいが継続はできなかった。その土地には他の地方よりも自然の恵みという大きな魅力があるのにも関わらず。

正直なところをいうと訪れたほとんどのお店ではその場限りの接客や商品というのが多くみられた。何もしなくてもお客さんが来てくれていた時と同じ感覚でいるように思う。

ここ数年みられるようになった、地方+デザインというのもあるが見かけだけデザイナーを入れても効果というのは現れにくいものだ。
見よう見まねで今っぽくしていてもそれではお客さんは戻ってこない。

これはブログにもいえることで見かけだけ綺麗にしても見かけだけユーザーファーストにしても効果が現れにくい。

自分にとって何を取り入れるかというのも大事だ。無闇矢鱈に良いと言われるものを取り入れただけでできるわけではないのだ。

よくブログの書き方やSEO、運用の仕方などのまとめもあるが、その中で何が必要なのか見極めないと悪い結果が訪れることもある。規模や方向性もあるわけだしねえ。個性さえも消してしまうこともあるのだなあ。

もちろんそういうことをまとめて1つの記事にしてくれているのはありがたい話だが読み手や書き手の気持ちに立った時に本当の優しさかといえば一概にはそうだと言いきれいない部分もあると俺はおもっている。

見る側がチョイスすれば良いという人もいるが、それならばもっと詳しくどこに向けたものかを表記した方がいいと思うんだよなあ。

まあこんな話は後に繋がるのだが、今回再訪した所では順調にWEBの売上が伸びている。

その結果として実店舗に来訪してくれるお客さんも増えているようだ。

もちろんそれも嬉しいことだが、店主がそれを嬉しそうに話すのがおれにとっても一番の喜びだ。

最初に出会った頃はまだ警戒されていて笑顔などなかった。だが今では俺の事を下の名前で呼び我が子のように再訪を喜んでくれている。

ただ今回の話では売上が想像以上に伸びてしまい生産が追いつかなくなりそうだということだ。

売れすぎて売り切れ!なんていうのをコピーにしているところもあるがお客様は待たせたくない。というのが店主のポリシー。

そんなポリシーやプライドが邪魔なんだよ!というアドバイザーなんかもいたりするものだが俺はやりたくないことはやらないで良いと思っている。むしろ徹底的にその辺を最初に聞き込む。もちろんどっちが良いというわけではなく俺はそうしているというだけの話だ。

話しを戻すが、だからと言って製造ラインを大きくするというのはなかなか難しいものだ。

それによって品質管理が落ちれば評判も落ちる。もちろん売上も落ちるだろう。キープするだけの力があればいいがそれが無い時にやったら首を締めることにもなる。まあ今回この話しは既に打開策が見つかったのだが。

よくテレビや雑誌に載ってから味が落ちたと言われるお店があるがまさにその典型であるといえるだろうなあ。客数を回すのにに精一杯。忙しいからと言って料理や接客がいい加減になったり対応が悪いお店にはもう行きたくなくなるものだ。味も落ちて接客も悪くなれば誰が行くだろうか。リピーターが付かないから金を永遠に払い続けてテレビや雑誌に扱ってもらうしかなくなる。
これは自分以上の力を金で買っているという部分で最初からそのレベルに達していなかっただけという店もあったりするわけだがねえ。

自社でプロモーションに金をかけたりするのならまだ自業自得だけどパワーブロガーなんかが勝手に記事書いて店が流行ったりしたら大変だろうねえ。もちろん喜ぶ人もいるだろうね。でも準備も何も出来てない状態でいきなり人が増えた!なんてことになったら対応できないぞいってな。
WEBに詳しければ流入元なんか見たり記事の掲載を止めたりもできるけど無知であれば何も分からないから。テレビならまだ取材拒否なんていう手段もあるが。勝手に書かれたもののには対応しきれないものもあるのだよねえ。

商売は規模によっては売れれば売れただけ嬉しいっていう単純なものでもないからねえ。最悪店を潰してしまうこともある。これは実際にあった話しなんだけどさ。

誰々さんとは言えないけど!本人も優しさで良かれと思って書いたと思うからねえ。でもそれが相手にとって迷惑になってしまったりすることもあるって話しだ。

リアルでもWWWでも集客が大事っていうのは同じだけど写真撮影OKなのかとかだけじゃなくてさお店の状況も汲み取ってあげるっていう意識はあってもいいのかもしれないねえ。

優しさって押し付けであったらそれは優しさと言えるのかなあ。本当の優しさっていうのをもう一度再考してもいいんじゃないのかなあ。

まず今日はこれぎり!

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